

〒141-0032
東京都品川区大崎1-11-1
ゲートシティ大崎ウエストタワー3F
月〜金 9:30〜14:00
15:30〜20:00
土、祝日 9:30〜14:00
15:30〜18:00
休診日:日曜のみ
TEL 03-3494-1182
※都合により診療時間などが変更になる場合もございますので、詳細につきましてはお問い合わせいただきますようお願いいたします。

「歯周病」はお口の中の細菌によって引き起こされ、歯を支える組織(歯周組織)に起こる病気の総称です。
歯の表面には粘り気のある薄い膜が毎日つくられていて、歯と歯肉の境目にたまってきます。
これが歯垢で、生きている細菌の集まりです。
細菌の出す毒素から歯肉に炎症が起こるのが、歯周病の始まりです。歯垢を放置すると歯垢はさらに付着しやすくなり、状態は悪化してきます。特に歯肉縁下にたまった歯石に歯垢が付着すると、歯垢中の細菌は歯を支えている骨を侵していき、歯周炎を進行させ、歯が抜け落ちてしまいます。
一般的に歯槽膿漏と言われる症状とは、こういう事を言います。
そこでこの歯垢を完全に除いて清潔にすることが歯周病の予防であり、治療の第一条件なのです。
歯肉炎と歯周炎に、さらに歯周炎は、軽度、中度、重度と3段階があります。
1「歯肉炎」
歯肉の炎症が歯肉の部分に限局して起きている状態です。たいていの場合は原因、つまり細菌(歯垢と歯石)とり、丁寧なブラッシングをしてあげれば治ります。
2「歯周炎」
炎症が歯肉を越え、歯を支えている組織まで及んでいる状態。進行度合いにより軽度、中等度、重度に分けられます。
「軽度歯周炎」
X線で軽度の骨吸収が見られます。“本来の骨の位置“から”現在の骨の位置”の差が、歯周病による骨の吸収の量になります。この方の場合は約20%の吸収で「軽度」と診断されます。
やはりブラッシングと歯石の除去で治ります。
「中等度歯周炎」
50%弱の歯槽骨の吸収が見られると、「中等度」と診断されます。ブラッシング、歯石除去に加え、歯周外科などの他の治療が必要になる可能性があります。
「重度歯周炎」
歯槽骨が歯の根の先端まで吸収しており、グラグラで噛むことも出来ない状態。
「重度」と診断されます。こうなると抜歯をするしかありません。
歯茎(はぐき)が赤く腫れた状態(歯肉炎)から進行した状態のことをいい、特徴的な症状として、歯茎(はぐき)からの出血が認められ、歯を支えている骨(歯槽骨)が破壊され、歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)が、4mm以上になります。
このポケットの中に歯周病菌が入り込み増繁殖し、進行していきます。
具体的に状態を段階的に説明します。

歯茎が赤く腫れる(歯肉炎)
歯周ポケット3〜4mm


歯茎から出血する(軽度歯周病)
歯周ポケット4〜5mm


歯茎から出血し、歯が軽くグラつく(中等度歯周病)
歯周ポケット5〜6mm


歯茎から出血し、歯が大きくグラつく(重度歯周病)
歯周ポケット6mm以上

歯周ポケットの幅が、6mm以上になると、歯槽骨の破壊がさらに進み、
ついには歯が抜けてしまうのです。
※他に急速に進行する歯周病として、以下のものもあります。
歯周ポケットの中に隠れている見えない歯石(歯肉縁下歯石)と喫煙が主な原因とされています。
喫煙は、ニコチンが歯茎の血流を悪くするため、その結果、酸素や栄養が十分に行き渡らず、歯茎(はぐき)の抵抗力が弱まってしまいます。
タバコは肺がんの原因と言われていますが、歯茎(はぐき)の健康にも大敵なんですね!
他に二次的な要因として、外傷性咬合と呼ばれる状態があり、これは、そのままの噛み合わせでは歯や歯を支える歯周組織にダメージを与えてしまうような噛み合せの事を言います。
具体的には、早期接触、歯ぎしりによる側方圧、悪習癖、食片圧入、矯正力などで生じます。
歯周病がもたらす「口臭の悪化」
歯周病がもたらす様々な症状として、口臭の悪化が挙げられます。
歯周病の患者様の多くは、ブラッシングが効率的に行われていないことが多く、それらが歯周病、その口腔内の様々な病気を引き起こす要因になっているのです。
あなたはブラッシングに自信がありますか?
歯ぎしりは大きく3つの症状があります。
このうち、一般的に呼ばれる歯ぎしりとは、1のグラインディングです。
原因としては、噛み合せの不調和とストレスなどの精神的因子によって起こる習癖とされています。通常は、就寝中に起こり、外傷性咬合を起こし歯周組織を傷害します。
また今日、セルフコントロールの出来ない、無意識下に起こる下の顎の動きを総称して、パラファンクションと言います。
歯周病はさまざまな全身疾患のリスクとなりえます。
|
肺炎(呼吸器疾患) |
歯周病菌が肺に感染し肺炎になることがあります。 |
|
|
心臓病(心疾患) |
重度の歯周病になると歯周病菌による炎症からの血栓(血の塊)ができ易くなる(通常の人と比べ2倍!)ため、血流を阻害(動脈硬化)し、心臓が正常に機能するための酸素と栄養を制限してしまいます。これは、心筋梗塞や狭心症(心臓発作)につながります。 |
|
|
糖尿病 |
歯周病が糖尿病を引き起こすだけでなく、重度の歯周病は血糖値を上昇させ、血糖コントロールが難しくなり、さらに悪化してしまう可能性があります。 |
|
|
早産(低体重児出産) |
歯周病を持つ妊婦が早産をする確率は歯周病でない妊婦と比べてなんと7倍ともいわれています。 |
|
歯周病治療を成功に導くには、患者さんと歯科医師、歯科衛生士との協力が必要です。
|
ブラッシング |
歯周病の原因は歯垢(細菌)です。だから正しい歯磨きで歯垢を取ることは歯周治療の基本です。 |
|
|
歯石除去 |
歯の表面に付いた歯垢(プラーク)に、唾液中のリンやカルシウムが結合して石灰化したものが歯石です。これは非常に硬く、自分ではとれません。歯周病に悪さをするのはこの根の表面についている歯石で、歯周ポケット内にあるため気づかないこともしばしばです。これをとるための治療をスケーリング・ルートプレーニングといい、歯科医院での治療が必要となります。 |
|
|
歯周外科手術 |
歯周病が進行している場合には歯周外科という外科手術が必要になることがあります。これは深いポケットの中の歯石を確実に取るため、またホームケアをしやすいように歯肉の形態を整えるといった目的があります。 |
|
歯石とは、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が石灰化したもので、一度歯にくっついてしまうと歯ブラシで除去 することができなくなります。歯石の表面はデコボコしている為、歯垢が付きやすく、歯茎を刺激して歯周病の原因や、歯周病を悪化させたりします。
初診では、お口の中の状態(虫歯の有無など)を記録し、歯周病の検査、見た目では分からない内部の様子を確認する為レントゲン撮影を行い、その後、歯石の除去を進めます。除石は歯科医や歯科衛生士により保険内で行うことができます。必要であればブラッシング指導も行います。
歯石以外の着色が気になる方はPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)※保険外もおすすめしておりますので、お気軽にスタッフにご相談下さい。
歯石のつき方に関しては個人差があります。重要なのは、日ごろのブラッシング(ホームケア)です。
通常用いられる歯ブラシ以外にも、個人の歯並びや歯の形に合わせ、歯間ブラシやデンタルフロス等を用いて、歯の隅々まで丁寧に磨くことが大切です。
(どんな商品を使ったらいいのかわからない、正しく使用できているのかわからない、そういった患者様の為に、歯科医院ではより正しくブラッシングを行っていただくための、個々の患者様にあったオリジナルのブラッシング方法を指導させていただいております。)
最近は、歯石を付きにくくする歯磨き粉もありますが、加えて、歯科医院で3〜4ヶ月に一度の定期検診(メインテナンス)を行い、歯石を取ってもらう事をお勧めします。
また、新しい予防法として、歯周病菌を殺菌するための薬をマウスピースと併用して行う「ドラッグリテーナー」と呼ばれる方法もあります。
30才過ぎて日ごろの歯ブラシを怠っていると、急激に歯周病に移行しやすくなると言われています。歯周病にならないためにも、日ごろのブラッシング、メインテナンスは欠かさないようにしたいものです。